
特別対談
「英語を“知っている”から“使える”へ」
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原田先生は40年間、早稲田大学で英語を教えてこられたそうですね。
原田 康也:
はい。法学部で約40年間、英語の授業を担当してきました。
毎年授業の初回にアンケートを取るのですが、学生の多くは「英語を話せるようになりたい」「英語を話す練習をしたい」「英語が話せないけれど、どうしたらいいですか」といった回答をします。
つまり、彼ら・彼女たちは英語の知識は持っていても、「使える」状態にはなっていないのです。
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なぜ、そうした“知っているけれど使えない”状態になるのでしょうか。
原田 康也:
小学校から高校まで、期末試験や受験、TOEICや英検対策などを中心に学んでいます。
テストで答える訓練は十分に受けていますが、「英語で誰かに何かを伝える」という練習をしていない。
ですから、英語が話せないと感じても、それは自然なことなんです。
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英語が得意な学生でも、いざ話そうとすると言葉が出てこないことがありますね。
原田 康也:
そうですね、英単語や文法を知っているというのは、使うための前提条件ではありますが、それだけでは不十分です。
たとえば、「宝くじで3億円当たったらどうする?」と話題を出すと、ほとんどの学生は「とりあえず貯金する」と答えます。
でも、それを英語で言えないのです。
スマホや電子辞書で調べて “save” や “deposit” という単語を見つけて、「ああ、知ってる」と思う。
けれど、「知っている」と「使える」の間には大きな距離があります。
その距離を埋める訓練が、これまでの英語教育には決定的に欠けていたのです。
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ロジグリッシュでは、その距離をどう埋めているのでしょうか。
原田 康也:
ロジグリッシュのプログラムでは、基礎的な知識を補いながら、「知識」と「運用」の間にあるギャップを埋めるための実践的な訓練を行います。
特に大切にしているのは、学習者一人ひとりの興味や関心に合わせた話題で練習することです。
自分が話したいことを英語で話す・書く。そこから学びが始まります。
その内容をもとに、関連する質問に答えたり、口頭で話した内容を文章として整理したりして、段階的に力をつけていきます。
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「自分の英語を見直す」というステップもあるのですね。
原田 康也:
はい。最初は難しいかもしれませんが、自分の発言や文章を客観的に見直すことで、「伝わる英語」になっているか、論理に矛盾はないか、説得力があるかを考えるようになります。
これは英語力だけでなく、思考力を磨く訓練にもなります。
ロジグリッシュでは、外国語としての英語学習と、論理的思考・説得力の向上を同時に進めることを目指しています。
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さかはらさん、原田先生のお話を聞いてどう感じられますか。
さかはら あつし:
本当にその通りだと思います。
私自身、アメリカで学び、シリコンバレーで働く中で、「知っている英語」と「使える英語」の違いを痛感しました。
ロジグリッシュは単に英語を教える会社ではなく「英語で考える力」を育てるプラットフォームなんです。
原田先生の言葉は、私たちの理念の中心にあります。
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最後に、ロジグリッシュへの思いをお聞かせください。
原田 康也:
どんな人も、心のどこかで「英語を話せるようになりたい」と思っています。
私たちは、その気持ちに応える学びをつくりたい。
一人ひとりが自分の言葉で世界とつながれるように。
それが、ロジグリッシュの目指すところです。

原田 康也
早稲田大学名誉教授
元早稲田大学法学部教授
早稲田大学情報教育研究所顧問(前所長)
日本ビジネスコミュニケーション学会 元会長・理事
日本英語教育学会 顧問(元会長)
日本言語情報学会(旧称:論理文法研究会)元会長


